2008年4月17日 (木)

一枝一花

これもまた、お客様との会話で思ったことです・・・。

大阪の山近くに、たくさんの数と種類のツバキを大事にされているお客様がいらっしゃいます。

今はご主人がなくなり、奥様一人でお忙しいので、私どもがお庭の管理をしております。

私たちが訪問すると、奥様が時折お話をしてくれたり、お庭の手入れを一緒になってすることがあります。

その時に、ご主人がツバキを大切にされていた事、どのような人物であったとかを話してくれるのです。

ご主人がよく椿の花を「一枝一花」と話されていたようです。ツバキは一枝に一花つけるのが美しいから、それ以外の花芽は摘んでいたそうです。

実際よく見ると、今でも「一枝一花」を保たれていて、奥様が日ごとに花芽を摘んでおられるのだな、と感心しました。

私たちの関わっているお庭は、景観を保つだけではなく、故人の思いをつなげたり、思い出と語らう場所としても利用されているのだなと、見の引き締まる思いと、喜びがわいてきました。

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2008年4月 1日 (火)

日本語の美しさ

今日の仕事が終わって、最近の仕事について雑談しておりました。

私たちは主に植物を相手に仕事をしているので、自然環境の第一線で仕事をしているわけです。自然環境の保全が大きく話題に取り上げられる、この世の中で、私たちはもっと社会に貢献していけるのではないかという話になりました。

例えば子供の教育の場。

学校内のビオトープで生態系を学ぶ。生き物の食う、食われる、共生、相互関係の複雑さを学ぶことができる。生態系というのは回りくどいというか、まどろっこしいというか、一見不必要な事と思われがちだが、実はかけがえのない事をしています。これはただの理科の勉強だけではなく、人間も含めた‘生き物‘の複雑さを学ぶことができる。

学校内の樹木。子供たちの見ている木は本当の木の美しい姿を見ることができていると思いますか?それは難しいでしょう。大きくなった木を決められた敷地内の大きさでとどめることは難しいことです。自然に大きくなったイチョウの木と学校のものとは違いませんか?子供たちには美しい樹形の木を見て木を好きになって育ってほしいと望んでいます。

私たちも仕事をしているわけで、やはり生活に必要なお金を稼ごうというのはやはり念頭にあります。しかしそれだけではいけないと思うのです。私たちはそれに加えて、社会、地域、地球に意義のある仕事をしたいと思っている事もわかっていただければうれしいと思います。

教育の話をしていて、最近の小学校では英語を教えるようになったという話になりました。僕は今30歳ですが、これだけグローバルな世の中になると、確かに英語は必要だし、英語力は大変魅力です。でも、私たちの住んでいる国は日本です。この国で自分の国の美しさを語れる子供はまだまだ少ないのではないでしょうか?僕自身もまだまだです。英語のすばらしさを教えるよりも、日本語のすばらしさ、響きの美しさ、言葉の難しさを学んでほしいと思うのです。外国の観光客は日本の寺社、山、お城といった、古来よりの美しさ、神秘的な日本を見に来る方が多い。

経済先進国の日本もすごいことなのでしょうが、僕の考えたのは、自然環境先進国の日本として子供たちの教育に関われることができればいいなーと思いました。

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